法話板

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8月のおだいしさまのことば

出来ることならば、何も迷わず、苦しまず、不自由なく一生を終えたいと誰もが一度は思うのではないでしょうか。私自身もそうありたいと考えたことがあります。しかし、迷いや悩み、苦しみは自身を成長させる糧とすることもできます。

悩みに直面した際、ただ時間に任せてやり過ごす人と、色々な解決策を考え、行動に移した人では大きな違いが生まれます。なぜなら、行動を起こした人は成否に関わらず、自ら考え試したことが、経験として蓄積され次に活かすことができるからです。

お釈迦様は、小国の王子として生まれ、何不自由のない生活を送っていました。しかし、人が避けては通ることのできない老・病・死について悩み、多くの宗教家に師事し教えを学びました。そして、約6年の長い間、多様な修行を経て悟りを得たのです。お釈迦様が悟りを開くことができたのは、様々な失敗や挫折をしても挫けず、目標を達成するまで真剣に向き合い、取り組んだからではないでしょうか。

私達は日々の生活で、多くの悩みや、不安、迷いが生じます。この悩みをなくすことは困難ですが、一つ一つに真剣に向き合い、その末に得られた経験を糧として少しずつ成長していきたいものです。