5月のおだいしさまのことば
時間は私たち生きるものすべてに平等に流れるものです。
私が好きな言葉の中に「一日一生」があります。これは、一日を一生として生きるという意味で、「今日一日、一日限りの生」と心に決め、今を大切に生きることであります。今日一日で自らの一生が終わってしまうとしたらどうでしょう。小さなこと、当たり前のことに感謝し幸せを感じられるのではないでしょうか。私たちはついつい毎日同じように一日が続いていくと思いがちです。しかし、今日という日は今、その日しかないのです。
我々は過去に戻ることは出来ません。しかし、今日、あるいは未来は自らの意思で変えることが出来ます。人の一生は、一日、一日が積み重なって出来上がっています。そして、お大師さまのお言葉のように人生は飛ぶ矢のようにたちまち過ぎ去ります。一生を豊かに生きる、幸せに生きるためには一日を、そして、今を大切に過ごす必要があるのではないでしょうか。