法話板

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2月のおだいしさまのことば

二月の節分になると、「鬼はー外」「福はー内」の掛け声とともに様々な所で豆まきが行われています。鬼は邪気や疫病を表し、それらを豆によって払い除けるとともに、福を呼び込もうとする風習です。追われる鬼は悟りを阻む煩悩であり、招き入れる福は仏道の智慧や慈悲を表すと考えてもいいのではないでしょうか。お大師さまは自身にある煩悩に向き合い、自らに本来備わっている仏としての性質に目覚め、それを育んで悟りに到達したのです。
人間の活動には身体の活動、言葉の活動、心の活動の三つの要素があります。その各要素を清らかにすることが悟りを得るために求められています。清らかにするとは、自己中心的にならず、他者と自己の利益を調和させることに他なりません。また、これらの三要素を統一させる修練により仏さま、お大師さまのお力「生きる力」をこの身に頂くことが出来るのです。

例えば、川崎大師に参拝し、大本堂で手を合わせ(身体)、口に「南無大師遍照金剛」とお唱えし(言葉)、心にお大師さまのお姿を思い浮かべる(心)、これらを行うことで心の平安に近づくことが出来るのです。日々の暮らしの中で、ご自宅のお仏壇の前や、ご自分のお部屋の中でもこの実践をぜひお勧めいたします。