法話板

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4月のおだいしさまのことば

ある日学校で一人のお友だちが失敗をしてしまいました。周りの子どもたちは「なんでそんなことしたの?」「だめだなぁ」と言いました。

そのお友だちはうつむいて、とても悲しい顔になりました。そんな時、一人の子どもが近づいて言います。「大丈夫だよ。一緒に先生に謝りに行こう」そしてそっと手を握りました。失敗をしたお友だちは、安心して涙がこぼれました。それは悲しい涙ではなく、うれしい涙でした。

悲しんでいる人を見て一緒に悲しむ心。困っている人を見て一緒に頑張ろうと手をさしのべる心。それは特別な人だけが持っているわけではありません。その優しい心はみなさん一人ひとりの中にある仏さまの心です。

優しくされた人は嬉しくなります。すると今度はその人が他の人に優しくします。それはまるで小さな灯りのように一つ、またひとつと広がっていくでしょう。みなさんの優しい心は誰かの暗い気持ちを明るくする灯りになるのです。どうかその優しい心を大切にしてください。