7月のおだいしさまのことば
仏さまは常にこの世界にあり、真理を示し続けています。しかし、私たちが仏さまを信じ、教えを受けとめ実践しなければその教えは活かされません。
私たちの心は水面と同じです。水面は波立っていないと鏡のように自身の姿を映しますが、波立っていると姿を綺麗に映すことはありません。つまり、私たちの心も清浄であれば仏さまを映し感じることができますが、乱れていると仏さまを感じることはできないのです。波の無い水面の様な穏やかな心を持ち、仏さまのように多くの人たちの苦を取り除き、安心を与えられる心の持ち主であるのだと気付けるよう心掛けましょう。
本年は宗祖弘法大師さまがご誕生されてから1250年という慶讃の年に当たります。お大師さまの教えの通り、自身の心に仏さまを感じられる清浄な心を持てるよう日々精進してまいりましょう。