法話板

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6月のおだいしさまのことば

お釈迦さまは、弟子たち一人ひとりの個性や状況に応じて説法され、そのお導きにより、多くの弟子が悟りを得ることができました。

そしてお釈迦さまの入滅後、弟子たちはそれぞれが聞いたありがたい説法を忘れぬようまとめて、後世に伝えました。これが仏教経典のはじまりです。そのため、多くのお経は「如是我聞」(私はこのように聞きました)と始まるのです。

お釈迦さまの教えは、8万4千の法門といわれるほどに多く、膨大な経典となって今に伝えられています。それは、私たちの最終目標である悟りへの道が、それだけ多くあるということです。

一歩一歩、速さや歩幅は違えども、私たち一人ひとりの歩みに、み仏さまは寄り添ってくださるのです。