法話板

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12月のおだいしさまのことば

宝石という言葉を聞くと希少で綺麗なイメージを連想しがちですが、それは探索や掘削、研磨など多くの技術者による地道な活動によって、はじめて美しい光を放つのです。

本来、我々は仏さまという原石を心に持っていますが、私利私欲などの煩悩に覆われて、それを容易に見つける(掘り出す術)ことができずにいます。

たとえ仏さまに出会えたとしても、善き師について正しい修行方法(磨き鍛え上げる術)を学ばなければ、いつまでも最高の輝きを得ることは難しいものです。その故に我々仏道修行者は、良縁に巡り会えたことに日々感謝して精進を重ねるのです。

人という原石は一度綺麗に磨いたとしても、油断するとすぐに曇りが生じてくすんでしまいます。そのため素質や才能のみに頼り胡坐をかいている余裕などなく、日頃の研鑚が大変重要になります。人の生涯とは短く儚いものですが、どのような輝きを示せるかは自分次第といえましょう。