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1月のおだいしさまのことば

本文は長安において、恩師の恵果阿闍梨(けいかあじゃり)から教えを受けたお大師さまが、布教を決意した時の心境を記したものです。

「服」はぴったりとくっつく。「勤」は心を尽くす。という意味があります。「学習」の「習」は何度も繰り返すことです。お大師さまの息づかいが伝わってくるようです。

さて、仏教の古い経典に周利槃特(しゅりはんどく:パンタカ)というお釈迦さまのお弟子さまが登場します。その当時はお釈迦さまの教えを詩の形にし、それを暗記して悟りを得るようにしていたといいます。このお弟子さまは詩がどうしても憶えられず途方にくれていました。そんな周利槃特にお釈迦さまは次のように教えられたのです。「修行僧の履物の塵を払い、その度に『私は塵を払う。私は汚れを清める』という言葉を唱えなさい」周利槃特は教えられた通りの修行を続けて、ついに悟りを得たといわれています。師の教えに真摯に向き合い、努力を重ねることの大切さが伝わってきます。

今年は10年に一度の大開帳の年です。お大師さまのご恩に報いるためにも、心を尽くし、教えを繰り返し学び、教えが自らのものとなるよう努めたいものです。