法話板

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5月のおだいしさまのことば

真言宗の真言とは、真実なる言葉、つまり仏さまの言葉という意味です。真言を唱えると、仏さまの力を得て苦しみが取り除かれる不思議な言葉です。

例えば、不動明王の真言は「ノウマクサマンダバザラダンカン」阿弥陀如来なら「オンアミリタティセイカラウン」です。

真言と並び、大切にされている御宝号、御名号があります。それは短くて親しみやすいものです。お大師さまの御宝号は「南無大師遍照金剛」不動明王の御名号は「南無大聖不動明王」です。お唱えしてお大師さま、お不動さまのご加護を頂きましょう。

今月は川崎大師で十年目毎の大開帳が1ヶ月間奉修されます。大開帳は御本尊様、お大師さまとより深いご縁が結ばれる特別な機会です。そして、大開帳では赤札という特別な護符の授与もあります。

赤札とは弘法大師ご直筆と伝わる「南無阿弥陀仏」の六字の名号を版とし、川崎大師平間寺貫首が一躰一躰手刷りしたものです。

この機会にお大師さまとご縁をより深め、赤札を授かり阿弥陀如来の無量の功徳と利益を頂きましょう。その際には是非お大師さまの御宝号「南無大師遍照金剛」と阿弥陀如来の御名号「南無阿弥陀仏」とお唱え下さい。